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ご自身のギターやベースが
「ピックアップ音量差がある…」「やたらリアピックアップがうるさい…」
とお悩みではありませんか?
その原因はピックアップの高さによる音量差です
意外と見落としがちな部分で、この高さ調整で改善するのがピックアップ音量差。
この記事を見てメンテナンス方法を学んで実践しましょう!
また、この記事の前に弦高調整は済ませておきましょう!
メンテナンス前の「事前知識」
ピックアップについて
弦の振動を、コイルと磁石による電磁誘導で微弱な電気信号へ変換する「マイクの役割」
主に3種類、「ピエゾピックアップ」「マグネティックピックアップ」「コンデンサマイクピックアップ」があります。
・ギターの振動を電気信号に変換する「ピエゾピックアップ」
・磁石で弦の振動を拾い電気信号して出力する「マグネティックピックアップ」
・内部に小さなコンデンサマイクを入れて音を拾う「コンデンサマイクピックアップ」
上記イラストのマグネティックピックアップは、エナメル線をボビンに巻き付けて作ったコイルの中に金属棒が入った構造になっています。
ピックアップをもっと詳細に知りたい方はこちら↓
ピックアップ高さ調整の必要性
楽器購入時は一般的に販売店で調整されていますが、稀にメーカーから出荷されたままのことがあります。このような場合は調整が必要です。
また、ギターを使い続けていると演奏時の振動によってピックアップを固定するネジが徐々に動いて、知らないうちに高さが変わっています。
このため、各種調整の中でもピックアップの高さ調整が必要です。
また、ピックアップの高さは音量や音質も左右します。その理由は弦と距離が変わるからです。
弦とピックアップの距離によって音質が微妙に変化します。
一般的には、弦とピックアップの距離が近いと「明るくシャープ、アタック感が強く輪郭のハッキリした音」に。弦とピックアップを近づけすぎると「高音が出過ぎる」「弾きにくい」となる傾向があります。
音を聴きながら調整しましょう。
ピックアップ高さ調整の方法
この2つで調整していきます。
ピックアップ自体の高さ調整→ポールピースの高さ調整の順に進めます。
高さ調整に必要な工具
- ドライバー(六角レンチ)
- スケール
ドライバー(六角レンチ)
ピックアップ自体の上下調整のために「+ドライバー」が必要。
ポールピースの上下調整のためには「−ドライバー」か「六角レンチ」が必要になります。
スケール
頭が0mmからはじまるミリ定規。
先頭に余白があると、ピックアップから隙間を測ることができないので、0mmはじまりの定規を使いましょう。
ピックアップ自体の高さ調整
まずは、現在の高さをメモしておきましょう!
例えば、色々調整した結果、結局元の位置に戻したい時は、あらかじめ記録していた高さに戻すことができます。
また、弦高によって弦との距離が変わるので「弦高調整」を済ませておきましょう。
ピックアップのネジを回す
写真のようにピックアップのネジを回して高さを調整します。
まずリアピックアップを合わせます。
高さの目安は以下の通り。あくまで目安なので、音を聴きながら「好みの音質」と「弾きやすさ」のバランスをとり調整します。
リアピックアップと弦の距離の目安
ピックアップと弦の距離 | 6弦側 | 1弦側 |
---|---|---|
近い | 2.0mm 〜 | 1.7mm 〜 |
中間 | 〜 3.0mm 〜 | 〜 2.7mm 〜 |
遠い | 〜 4.0mm | 〜 3.7mm |
センター、フロントピックアップも調整
センター、フロントピックアップも同様にネジを回して高さを調整します。
この時、リアピックアップと聴き比べながら音量差が均一で好みの音質に合わせます。
センター、フロントピックアップ側の方が弦の振幅が大きいので、自ずとリアピックアップよりも遠目になります。
こちらも同様に、音を聴きながら「好みの音質」と「弾きやすさ」のバランスをとり調整します
ポールピースの高さ調整
写真のようにポールピース毎にネジが回せる場合は、ポールピースの高さ調整が可能です。
「ピックアップ自体の高さ調整」の後に微調整として回し高さを調整します。
例えば、3弦と4弦が少し音が小さい場合 → 3弦と4弦のポールピースを反時計回りに回すと弦に近づき調整できます。
例えば、3弦と4弦が少し音が小さい場合
→ 3弦と4弦のポールピースを反時計回りに回すと弦に近づき調整できます。
まとめ
ピックアップの高さ調整をやる機会は少ないかもしれませんが、意外と奥深いです
あなたが考える最高の音に近づくには「色々と試してみる」ことが一番の近道!
メンテナンスによる音作りも試してみてください!
知識をつけメンテしたら練習!
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