【音を綺麗に伝えるため】正しい弦の交換方法について解説 | ギター解決.com

ギターの音を綺麗に伝えるための「正しい弦交換」方法について解説!

strings-exchange 『初級』お手入れ

当記事をご覧頂き、ありがとうございます!

「弦交換をしたいけど、種類も多くてわからない•••」「間違ってしまうと怖いから、楽器屋でお願いしてしまう•••」弦交換について、こんな風にお悩みではありませんか?

実は、慣れると誰でも10分ほどで交換できます

なぜなら、弦交換には大きな技術は要らず、少しの知識でできてしまうからです

この記事を読めば、弦交換のやり方やタイミング、そしてその意味がわかります
一緒にやってみましょう!

↓↓↓もし替えの弦を持っていないなら、弦交換をする前に好みの弦を購入しましょう!↓↓↓

Ideal Guitars(ギター解決.com+写真)

この記事は Ideal Guitars が書きました

●Ideal Guitars(アイディールギターズ)代表
 津田佳幸プロフィール

 楽器・音楽業界13年、F社, G社, Z社などのギター・ベース製造に携わり1,000本超える楽器製造に関わる。「ギター解決.com」をきっかけにWEB発信スタート。

●経歴
 2019年に独立。新規事業立ち上げを経験、3か月後に売上1000万円を達成。その後の失敗で酸いも甘いも経験。現在、自身の楽器事業・Web事業に力を入れ事業拡大中。

 信念を「次世代への価値創造」とし、自者他者(社)共に尖った価値創造が出来るよう日々邁進。

楽器・音響周辺機器は国内最低価格保証を明示している、サウンドハウスをオススメしています。

サウンドハウス

弦交換前の「事前知識・準備」

弦について

string

ギター弦、ベース弦と一口に言っても、様々な形状やゲージ・特徴の弦が売られています。

弦の形状やゲージ・特徴についてはこちら↓

正しい弦交換の必要性

ギター 花

そもそも、弦交換をしなければならない理由はなんでしょうか。

時間をかけてやる訳ですから、弦交換の必要性を覚えておくと、やる気も出てくるでしょう。

弦の劣化

大きな理由は、弦の劣化です。

使用による皮脂や汗の付着、また経年劣化で弦の酸化が進み弦が錆びてしまいます。

錆びてしまうと、滑りにくくなったり、音が変化します。

弦交換することで様々なメリットがあります。

  • 正しい弦交換で、正確な音で良い演奏ができる。
  • 繰り返しチューニングを行う機会が増えて、自然と音感がよくなる。
  • 自分で弦交換ができれば演奏する意識も高まる。
  • 見栄えも良くなる。

ギターの手入れ

ギターのネックやピックアップなど、弦を張っている状態では手入れができないパーツがあります。

そんな各パーツを、古い弦を外したタイミングで手入れをすることで、弦だけでなくギターにとって良い状態を保てます。

弦交換と一緒にやると良いメンテナンスをまとめておきます。

正しい弦交換の方法

弦交換に必要な工具

  • 新しい弦
  • ニッパー
  • ペグワインダー
  • クロス
工具

新しい弦

解決さん
解決さん

もし替え弦を持っていないなら、弦交換をする前に好みの弦を購入しましょう!!

ニッパー・ペグワインダー

ニッパーは弦を切るときに必要。ペグワインダーはペグを回す時にあると便利なものです。

ペグワインダーとアコギのブリッジピン抜き、ニッパーが一つになった便利な一石三鳥のオススメグッツがこちら!

オススメ

クロス

ボディを拭くのはもちろん、フローティングしたブリッジが乗っているギターは特にクロスを使った方がボディが傷つかず良いでしょう

オススメ

MORRISの極細繊維クロス、コストパフォーマンスが高く、人気も高いです。

弦交換の手順

エレキギターの弦交換へ ”飛ぶ” →

エレキベースの弦交換 ”飛ぶ”

アコースティックギターの弦交換へ ”飛ぶ”

エレキギターの弦交換

ストラト
1. 弦を緩める

ストリング・ワインダーを使い、弦を緩めます。ストリング・ワインダーを使うときは、回す時にヘッドに当たってキズつけないように気をつけましょう。

2. 弦をカットする

緩めた弦をニッパーなどでカットします。

Point!

弦を切る時に12フレット付近で切ると同じ位の長さになり捨てる時の処理がしやすいので、オススメ!

弦を緩めずに切るとギターに過度な負担がかかったり、怪我の恐れがあります。弦はカットせず緩めきって外す方法でも大丈夫です。

3. 弦を外す

切断した古い弦を外します。

弦の先端で、ボディ、フレットボード、ヘッドにキズを付けないよう、作業の終始クロスなどの布でガードするようにしましょう。

4. 新しい弦をブリッジとペグに通していく

新しい弦を、ボディーの裏(シンクロナイズド・トレモロ・ユニットの穴など)や、ブリッジの穴から通し、固定します。

弦にある程度の余裕(ペグ1.5〜2個分)を持たせ、ヘッドのペグ・ポストの穴に通します。

ストラトタイプの片連ペグは、抱えた状態でペグが上方向にある場合は下から通して上方向へ、下にペグがある場合はその逆に通して弦の先を出します。
レスポールタイプの両連ペグは、ヘッドを上から見て内側から通して外側へ通します。左右(6〜4弦と1〜3弦)対称になるよう注意しましょう。

Point!

通す方向と巻く長さを間違えない

弦にペグ1.5〜2個分の余裕を持たせ、巻き始めの場所で弦を曲げます。弦をペグ・ポストに巻きつける部分が重要です。

5. 弦を巻き、張る

4でペグ・ポストに巻きつける部分をピンと伸ばした状態で、ペグを回していき弦を張ります。

2〜3回、各弦を引っ張って伸ばします。

Point!

弦をブリッジ側にひっぱり、ナット付近で押さえながらペグを回すことで綺麗に巻き付けることができます。

6. 余っている弦を切り取る

最後に、ペグ・ポストから伸びて余っている部分をニッパーで切り取ります。

チューニングへ ”飛ぶ” →

エレキベースの弦交換

Bass
1. 弦を緩める

ストリング・ワインダーを使い、弦を緩めます。ストリング・ワインダーを使うときは、回す時にヘッドに当たってキズつけないように気をつけましょう。

2. 弦をカットする

緩めた弦をニッパーなどでカットします。

Point!

弦を切る時に12フレット付近で切ると同じ位の長さになり捨てる時の処理がしやすいので、オススメ!

弦を緩めずに切るとギターに過度な負担がかかったり、怪我の恐れがあります。弦はカットせず緩めきって外す方法でも大丈夫です。

3. 弦を外す

切断した古い弦を外します。

弦の先端で、ボディ、フレットボード、ヘッドにキズを付けないよう、作業の終始クロスなどの布でガードするようにしましょう。

4. 新しい弦をブリッジとペグに通していく

新しい弦を、ボディーの裏や、ブリッジの穴から通し、固定します。

弦にある程度の余裕(ペグ1.5〜2個分)を持たせ、ヘッドのペグ・ポストの穴に通します。

片連ペグは、抱えた状態でペグが上方向にある場合は下から通して上方向へ、下にペグがある場合はその逆に通して弦の先を出します。
両連ペグは、ヘッドを上から見て内側から通して外側へ通します。左右(6〜4弦と1〜3弦)対称になるよう注意しましょう。

Point!

通す方向と巻く長さを間違えない

弦にペグ1.5〜2個分の余裕を持たせ、巻き始めの場所で弦を曲げます。弦をペグ・ポストに巻きつける部分が重要です。

5. 弦を巻き、張る

4でペグ・ポストに巻きつける部分をピンと伸ばした状態で、ペグを回していき弦を張ります。

2〜3回、各弦を引っ張って伸ばします。

Point!

弦をブリッジ側にひっぱり、ナット付近で押さえながらペグを回すことで綺麗に巻き付けることができます。

6. 余っている弦を切り取る

最後に、ペグ・ポストから伸びて余っている部分をニッパーで切り取ります。

チューニングへ ”飛ぶ” →

アコースティックギターの弦交換

1. 弦を緩める

ストリング・ワインダーを使い、弦を緩めます。ストリング・ワインダーを使うときは、回す時にヘッドに当たってキズつけないように気をつけましょう。

2. 弦をカットする

緩めた弦をニッパーなどでカットします。

Point!

弦を切る時に12フレット付近で切ると同じ位の長さになり捨てる時の処理がしやすいので、オススメ!

弦を緩めずに切るとギターに過度な負担がかかったり、怪我の恐れがあります。弦はカットせず緩めきって外す方法でも大丈夫です。

3. 弦を外す

ブリッジエンド・ピンを抜いて、切断した古い弦を外します。

弦の先端で、ボディ、フレットボード、ヘッドにキズを付けないよう、作業の終始クロスなどの布でガードするようにしましょう。

ブリッジエンド・ピンを外した後は、なくさないように注意しましょう。

Memo

ブリッジエンド・ピンは表から引っこ抜く以外に、ボディのホールから手を入れて中から押し上げて外す方法もあります。 

4. 新しい弦をブリッジとペグに通していく

新しい弦をブリッジの穴に通し、ブリッジエンド・ピンを差し込んで固定します。

弦にある程度の余裕(ペグ1〜2個分)を持たせ、ヘッドのペグ・ポストの穴に通します。

アコースティックギターは、ヘッドを上から見て内側から通して外側へ通します。左右(6〜4弦と1〜3弦)対称になるよう注意しましょう。

Point!

通す方向と巻く長さを間違えない

弦にペグ1〜2個分の余裕を持たせ、巻き始めの場所で弦を曲げます。弦をペグ・ポストに巻きつける部分が重要です。

5. 弦を巻き、張る

4でペグ・ポストに巻きつける部分をピンと伸ばした状態で、ペグを回していき弦を張ります。

2〜3回、各弦を引っ張って伸ばします。

Point!

弦をブリッジ側にひっぱり、ナット付近で押さえながらペグを回すことで綺麗に巻き付けることができます。

6. 余っている弦を切り取る

最後に、ペグ・ポストから伸びて余っている部分をニッパーで切り取ります。

ペグ

チューニング

弦交換後は、チューニングが必須です。

ギターやベースは、ペグを反時計回り(左向き)に回すと締まり、時計回り(右向き)に回すと緩みます。

ただし、アコースティックギターやレスポールタイプのギターのように、ペグがヘッドの両側についている場合は

6〜4弦(右側・太い弦)は
反時計回り(左向き)に回すと高くなり、時計回り(右向き)に回すと低くなり、

3〜1弦(左側・細い弦)は
反時計回り(左向き)に回すと低くなり、時計回り(右向き)に回すと高くなる

この点に注意が必要です。

チューナーによるチューニング

基本的に、チューニングをする際はチューナーを使用しましょう。

チューナー

チューナーは基準になるものです。出来るだけ正確なものを使いましょう。

オススメ

全ての弦を同時にチューニング可能な珍しいチューナー、±0.02セントの精度を誇るストロボ・チューナー・モードも選べる

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PolyTune Clipは、3つのチューニング・モードを搭載します。

正しいチューニング

正しいチューニングに関して、別記事で詳しく説明します。

正しいチューニング↓

まとめ

1. 弦には、材質、形状、ゲージがあり、それぞれの特性を持っている。

2. 弦は劣化してしまうため、また、ギターの手入れなどのためにも弦交換が必要。

3. 綺麗な音を出すため、ギターや自分自身が怪我をしないために、正しい手順で弦交換をする。

早い・安全・丁寧な弦交換ができたでしょうか?

ギターやベースと長い付き合いをしていく中で、弦交換は必ず使う技術です!
またやり方がわからなくなったらこの記事を見てできるようにして、良い楽器ライフを送っていきましょう!

弦交換後には、各部メンテナンスも合わせてやるのがオススメ

以下の「弦高調整」「オクターブ調整」にもチャレンジしてみてください!

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